TRPG初心者は、まずメーカーについて知るべきではないか?
TRPGメーカー……いわゆる版元の話を少ししようと思う。
商業のTRPGのメーカーは個人的に以下のように分けられる。
まず、根幹的な国内のメーカー
FEAR → ダブルクロス、モノトーンミュージアム、トーキョーN◎VAなど
SNE → ロードス島、ソードワールド、舶来もののRPG翻訳、そのほかボドゲ など
冒険企画 → シノビガミ、キルデスビジネス、艦これRPGなど
それ以外の売れているところ
インゴクラボ → ネクロニカなど
アークライト → クトゥルフ神話RPG、舶来もののRPG翻訳、そのほかボドゲ
ホビージャパン → D&D翻訳、ウォーハンマーRPG
新規参入組やそのほか
ロンメルゲームズ → デッドラインヒーローズ、同人?でガラコの塔
→ ログホライズン
→ 社畜のやつ
新規現社 → 神我狩など
そのほか、協賛したり、滅亡したりなんともまぁ増えたり減ったりしている。
で、なんでこう分けたかというと、基本的に現在の新規参入組は、それ以外の上記のメーカーから枝分かれしたようなデザイナーたちだ。
初心者はフィアゲー・冒険企画・SNEのメインとなる作品を抑えつつ、クトゥルフなどを遊べば、ほかのルールを理解しやすい。
が、同人から始まり同人で終わる人もいるので、この法則もいつまで役に立つかわからない……。
それでもあえていうのであれば、こういう流れがいいかもしれない。
FEARは、アリアンロッドで根幹的な「フィアゲー」と呼ばれるタイプのシステムからそれに慣れたらダブルクロスを遊ぶのと、加護や神業のあるブレイクスルー系ゲームを抑える。
SNEは、とりあえずソードワールドをやっておけばいい。
冒険企画は、いわゆるサイコロフィクションと呼ばれるシリーズ(シノビガミ、マギロギ、キルビジなど)と、それ以外のシステムを抑える。
これにより以下のようなことが押さえれる。
FEAR
FEARはいわゆる「ムーブからマイナー」といいったタイミングによるスキルの組み合わせやストーリープロット系のシステム、あとルールブックの見やすさ。そして「シーン制」とよばれるシナリオの作成方法を学べる。
SNE
SNEは、ルールブックの読み取りずらさで、目次などでほしいルールを探す能力を身に着けることができるのと、従来のハック&スラッシュをやる方法を学ぶことができる。
冒険企画
そして、冒険企画は、とりあえず何もないシステムなのでこう持たない間をキャラの演技とかで埋めるスキマ職人の技能と、いわゆるキャラゲー勢大好きなシナリオの転がし方「サイクル性」を知ることができる。
また、ルールブックはSNE以上に難解な書き方をしている。そもそも日本語が成立していないことが多いTRPGルールブックだが、このメーカーもほかのメーカーもそうだが、特にここがひどいので注意。
これらを押さえておけば、ほかのゲームで遊ぶときにだいたいなんとかなるからだ。
ただし、クトゥルフ以外。
まぁ、ダンジョン探索で得たPLスキルが、そのままクトゥルフに転用できるかといえばできる。だけど、そもそも転用できる能力を持っている人は少ないだろう。特に年数が低い場合、まだTRPGになれてないのであれば、無理はしないほうがいい。
が、一応上記のメーカーのシステムを抑えれば無難にいろいろこなせるようになるので、たくさんのシステムをやってみればいいのではないかと思う。
じゃあ、どこで立っているかというと、それはそちらの環境次第……
とりあえず、そういった環境についての四方山話はまたいずれ。
また、メーカーごとに分けた特徴もどこかで紹介できればと思う。